ベンチャーは大手に比べて裁量がもらえるって本当?

私は新卒でベンチャー企業に就職しました。
その理由は裁量がもらえて、早く成長できそうだと思ったからです。
その後1年半で退職し、大手企業に転職しました。

ベンチャーは本当に裁量がもらえたのでしょうか?就活生におすすめできるのでしょうか?

今回、この記事で話題にあげるベンチャーとは
マザーズ上場、もしくは未上場のベンチャーを指します。
すでに東証1部に上場となっているベンチャーはメガベンチャーとし、大手企業として扱っております。

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結論から言うと、裁量があります

結論から言うと、ベンチャーの方が明らかに裁量があります。
これは、1人でこなしている業務量の差によるものです。

大手企業だと、細分化して何人もに分けている作業を
ベンチャーだと一人で行っている場合が多くあります。

1人当たりの仕事の物量が多い代わりに、大企業であるような
社内政治が圧倒的に少ない場合が多いです。

つまり、先輩や上司に伺いを立てる必要は全くなく、
簡易的な報告のみで、
圧倒的な仕事量を自分のやり方でこなすことができる環境が、
多くのベンチャーで用意されていると思います。

弊害としては、長時間労働になりがちなこと、
上司が助けてくれない場面が多いこと、といったところです。

大手企業に進んだ人と比べてどうか

大手企業に進んだ友人は最初の3年は店舗やコールセンターにまわされたり、
ずっと研修だったりと、ホワイトではあるものの、
ゆっくりとしたペースで仕事の裁量を獲得していっている人がおおいです。

また、配属に関しては、私が行ったベンチャーは手を挙げた仕事は必ずやらせてくれましたが、
大手企業だと、配属は自分の思い通りにならないことも多いです。

3年後に手に入れる専門的な知識や技術でいえば、
ベンチャーの方が大きいことも多いでしょう。

裁量の代わりに失うもの

これだけ聞くと、ベンチャー企業はとてもよく聞こえるかもしれませんが、
待遇面では大手企業に遥かに劣ります。

退職金やボーナスがないことも多いですし、
特に30代以降の伸びがかなり悪いことも多いです。
長時間労働で彼女とすれちがい、別れた、、、という話もざらです。

なので、転職する人は、ホワイトさや待遇を求めて
転職するひとばかりです。
もちろん、大手企業でもブラックな会社はあると思いますが。

ベンチャーに向いている人

ベンチャー企業に向いている人は、私は転職を繰り返す前提で就職をしたい人だと思います。
ベンチャーは働く環境が整っておらず、先行きも不透明で
長期はたらくことはできないと考えたほうが良いです。

つまり、終身雇用には魅力を感じず、
自分のスキルの向上や成長のため、
転職を繰り返すことに悪いイメージがない人が向いているといえます。

安定して働きたい方は、やはり大手企業が圧倒的におすすめです。

この記事が就活生やベンチャー転職を考えている方の参考になれば幸いです。