NETFLIX「泣きたい私は猫をかぶる」レビュー・感想

本来なら劇場公開される予定だった新作映画「泣きたい私は猫をかぶる」をNETFLIXにて視聴しました。
ちなみに写真は私の飼い猫です。

猫が好きなので、公開が取りやめになりNETFLIX配信が決定した1か月前ほどからずっと楽しみにしていました。

評価:★★★☆☆

目次

話のあらすじ

家庭環境が複雑なムゲは、ひょんなことから猫に変身するお面を手に入れる。
ムゲが片思いしている日ノ出は、人間の姿のムゲには冷たいが、猫の姿のムゲには太郎と名前をつけて優しく接するのであった。

家では居場所がないムゲ

両親が離婚し、父親が再婚した義理の母薫さんとその連れ猫のきなこと暮らしているムゲ。
薫さんに心を開いておらず、きなこにもなつかれていません。

その心の寂しさを埋めるように学校では人が予想もつかないような「無限大な」行動を繰り返し、変な子扱いをされています。

好きな男の子の日ノ出の態度もつれない態度ばかりで、猫になれるお面を手に入れてからは、太郎になって日ノ出のもとに通うように。

その中で、猫のお面をくれたお面屋にお面をうばわれ、人間に戻れなくなってしまいます。

個人的に好きなキャラクターはきなこ

きなこはムゲの義理の母の薫さんの飼い猫で、薫さんを幸せにしたいから人間の姿(ムゲの姿)を手に入れてずっと過ごそうとします。
きなこはもう12歳で、自分の寿命が長くないことを知っていたのです。

ただ、人間になって薫さんに寄り添っても、薫さんはきなこを探してしまい、きなこがいなくなってしまったことを悲しんでしまうのです。

薫さんが「私のことを忘れても無事でいてほしい」といったところ、
ムゲの姿で、「きなこは薫のことが大好きだよ。忘れたりしないよ」と言ったのが印象的でした。

私が飼い猫に言われたらきっと泣いてしまうと思います。
個人的に一番感動したポイントです。

ムゲの物語自体は少し微妙かな

最終的にムゲは人間の姿を取り戻すのですが、予定調和で少し微妙かな。と思います。
日ノ出くんの心の移り変わりも単純すぎないか?と思いました。
ムゲの素っ頓狂な行動も見ていてしんどいときもありました。

ただ、途中でかかるヨルシカ「夜行」はすごく良い曲でした。
シーンにもマッチしていて、何回でも見たくなる仕上がりでした。

劇場公開だともう少し酷評が多かったかもしれませんが、NETFLIX配信なので、酷評の声は少ないかもしれません。
きなこの物語が良かったのとヨルシカが素晴らしかったので、個人的には満足です。

NETFLIXの青春系オリジナル映画だと、『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』もおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次